少額訴訟の特徴と費用は?

次は少額訴訟の特徴と費用を確認します。少額訴訟は60万円以下の訴訟を対象としています。
「60万円以下なんて」と思う方もいるかも知れません。「訴訟費用がかさんで、結局ほとんど手元に残らないんじゃないか」と心配される方もいて当然です。
「60万円なんてはした金」と思う方は思うでしょうが、個人にとって60万円は大金す。60万円の負債を10件も抱えれば、それだけで600万円になってしまいます。
また、裁判というと、数千万円の訴訟額で、しかも弁護士を立て、数ヶ月、長いと数年にわたり審理を繰り返すというイメージがあります。もちろん数ヶ月~数年にわたる、複雑で込み入った事件であればそうなるでしょうし、費用も相当なものになります。

こういったイメージ(事実でもあります)が先行し、訴訟は手続きが面倒で時間がかかる、弁護士費用もバカにならない、金額の小さな訴訟には時間もお金も掛けられない、といった理由で諦める人がたくさんいるはずです(顕在的にも潜在的にも)。
今までは、お金を貸したけれど返してくれない、アルバイト料を払ってくれないなどの小さなトラブルにおいては司法制度が機能していなかったわけです。

そこで、少額訴訟という制度が1998年(平成10年)から導入されました。

少額訴訟の特徴

少額訴訟の特徴の1つは、手続きが簡単である事があげられます。
例えば、訴状を作成して持ってきてくださいと言われても、どういった書式のどういう内容で書いていいのか、かいもく検討が付きません。

そこで簡易裁判所の受付相談センターには、少額訴訟の定型の訴状が用意されています。それに従って書くか、分からなければ相談センター窓口の書記官が教えてくれます。
2つ目の特徴は、審理が原則1日(1回)で終了すると言う事です。数ヶ月から数年の長い期間、判決が出るまで待つ必要がありません。その日の内に判決が出ます。

そして特徴の3つ目ですが、なんといっても、訴訟にかかる費用が非常に少ない事です。弁護士に依頼せずに訴訟を起こせるため、弁護士費用がかからず、必要なのは、裁判所に納める収入印紙代と、訴状を相手に送ったりする切手代だけです。

少額訴訟の費用

それでは、実際に少額訴訟を起こした場合、どのくらいの費用が発生するのでしょうか。
発生費用は裁判所に納める手数料としての収入印紙代と、訴状を相手送る切手代金です。
手数料(印紙代)は訴訟の請求金額によって変わります。私の場合は、訴訟額が10万円以下なので、1,000円ですみました。切手代金と合わせて4,910円の費用です。
少額訴訟の費用

切手の詳細は決められていて、
500円切手 5枚
200円切手 2枚
100円切手 4枚
80円切手 5枚
20円切手 8枚
10円切手 5枚となります。

簡易裁判所の相談センターで訴訟書類一式を作成したあと、窓口の書記官が右の用紙を渡してくれます。
それを持って、裁判所内の郵便局か売店に行くと、内訳通りに切手を販売してくれます。

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